MENU

米国11セクターの概要と具体銘柄を紹介

PR

当ページのリンクには広告が含まれています。

おはようございます。こんにちは。こんばんわ。とまとまです。

皆さん、米国株投資をする際、ある程度業種(セクター)を意識して投資されると思いますが、

そのとき以下のような疑問に陥ったことはないでしょうか

とま子
とま子

アップルやグーグルはどのセクターなの?

とまのすけ
とまのすけ

資本財?素材?一般消費財?何それおいしいの?

このような疑問を抱いたことはありませんか?

グーグルがどのセクターになのかをグーグルで調べたり、アップルがどのセクターなのか、iPhoneで調べたりしているのではないでしょうかw

そんな疑問に答えるために、本記事では

  • 各セクターの概要及び解説
  • 各セクターの具体銘柄紹介

この2点に着目し、有名銘柄がどのセクターに属しているのか、わかるようにまとめました。

ぜひご確認ください!

目次

セクターの種類について

米国には計11セクター存在しており、米国市場に上場しているすべての企業がこの11セクターに割り当てられています。

具体的に11セクターは、以下となります。

11セクターの詳細
  • 情報技術
  • ヘルスケア
  • 金融
  • 一般消費財
  • 通信
  • 資本財
  • 生活必需品
  • エネルギー
  • 公益
  • 素材

S&P500には上記のすべてのセクターが構成されております。

しかし、すべてのセクターが均等に割り振られているわけではありません。

例えば、情報技術セクターは全体の28%を占めていたり、素材や公益セクターは3%程度に留まっていたりします。

これは時価総額の大きい企業ほど構成比率が多くなることが原因であり、情報技術には時価総額の大きい企業(アップルやマイクロソフトなど)が多いため、割合が大きくなっております。

S&P500の各セクター構成比率

各セクターについて

ここからは各セクターの概要と銘柄紹介をしてきます。

情報技術セクター

情報技術セクターは、スマートフォンや半導体や電子装置などIT関連製品やクラウドサービスなどのITサービスを展開する、米国を代表するような大型銘柄がひしめき合う大人気セクターです。

具体銘柄を見ると、誰しもが聞いたことがあるような大企業が名を連ねます。

人気セクターであるため、資金が集まりやすく、実力以上に株価が上昇するので、高PER銘柄が多いです。そのため、金利の動向で株価が左右されやすいです。

ちなみにビザやマスターカードは情報技術セクターに属していますが、同業のアメリカンエクスプレスは金融セクターに属しております。この理由は正直よくわかりません。。。

具体銘柄

  • アップル(AAPL)
  • マイクロソフト(MSFT)
  • エヌビディア(NVDA)
  • ブロードコム(AVGO)
  • アドビシステムズ(ADBE)
  • アクセンチュア(ACN)
  • シスコシステムズ(CSCO)
  • セールスフォース(CRM)
  • インテル(INTC)
  • アドバンストマイクロデバイセズ(AMD)
  • クアルコム(QCOM)

通信サービスセクター

通信サービスセクターは、ネットワークを利用した通信サービスを提供したり、インターネットサービスや動画配信サービス、SNSや映画・娯楽系、ホームエンターテイメントなどを手掛ける企業が属しております。

具体銘柄

  • アルファベット(GOOGL,GOOG)
  • メタ(META)
  • ベライゾン(VZ)
  • ウォルトディズニー(DIS)
  • コムキャスト(CMCSA)
  • AT&T(T)
  • ネットフリックス(NFLX)
  • Tモバイル(TMUS)
  • アクティビジョンブリザード(ATVI)
  • チャーターコミュニケーションズ(CHTR)
  • エレクトロニックアーツ(EA)
  • ツイッター(TWTR)

一般消費財セクター

一般消費財セクターは、小売業やサービス業、製造業と幅広く、消費者向けのものが多いです。尚、生活必需品以外の製品を取り扱っている企業のことを指します。

例えば衣料品やスーパーなどの小売業、自動車のような製造業、ホテルやレストランなどのサービス業などを展開する企業が属しています。

このセクターは、景気が良い時に業績が良くなる景気敏感セクターです。

米国GDPのおよそ7割を個人消費が占めているため、景気が良い時ほど、一般消費財が買われる傾向にあります。

具体銘柄

  • アマゾンドットコム(AMZN)
  • テスラ(TSLA)
  • ホームデポ(HD)
  • マクドナルド(MCD)
  • ナイキ(NKE)
  • ロウズカンパニーズ(LOW)
  • ブッキングH(BKNG)
  • スターバックス(SBUX)
  • ターゲット(TGT)
  • TJXカンパニーズ(TJX)
  • ゼネラルモーターズ(GM)
  • ダラーゼネラル(DG)
  • フォードモーター(F)

金融セクター

金融セクターは、銀行や保険、証券会社など、金融サービスを提供する企業が属しています。

金融セクターは、経済の温度感を表す一面があり、経済回復局面では決算が好調、一方景気が悪いときは決算が不調になることが多いです。

具体銘柄

  • バークシャーハサウェイ(BRKB)
  • JPモルガンチェース(JPM)
  • バンクオブアメリカ(BAC)
  • ウェルズファーゴ(WFC)
  • モルガンスタンレー(MS)
  • S&Pグローバル(SPGI)
  • ゴールドマンサックス(GS)
  • アメリカンエキスプレス(AXP)
  • チャールズシュワブ(SCHW)
  • シティグループ(C)
  • ブラックロック(BLK)

ヘルスケアセクター

ヘルスケアセクターは、医薬品や医療機器、医療サービスなど、医療に関する企業が属しています。

ヘルスケアは景気に左右されない安定した収益性から、ディフェンシブセクターの位置づけとなり、景気後退局面では株価が上昇しやすいという特徴があります。

具体銘柄

  • ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
  • ユナイテッドヘルスグループ(UNH)
  • ファイザー(PFE)
  • アッヴィ(ABBV)
  • イーライリリー(LLY)
  • メルク(MRK)
  • サーモフィッシャーサイエンティフィック(TMO)
  • アボットラボラトリーズ(ABT)
  • ダナハー(DHR)
  • ブリストルマイヤーズスクイブ(BMY)
  • アムジェン(AMGN)
  • メドトロニック(MDT)
  • CVSヘルス(CVS)
  • アンセム(ANTM)

エネルギーセクター

エネルギーセクターは、石油や天然ガスの採掘ビジネスや鉱山、再生可能エネルギー、化学製品の分野を取り扱う企業が属しております。

企業の業績は、原油や天然ガスなどのコモディティ価格に大きく依存しており、取り扱う商品の価格と株価が連動しやすい傾向にあります。

石油や天然ガスのような化石燃料系を取り扱う企業については、インフレ局面にめっぽう強く、高インフレとなった2022年前半では、大きく株価が上昇しました。

具体銘柄

  • エクソンモービル(XOM)
  • シェブロン(CVX)
  • コノコフィリップス(COP)
  • EOGリソーシズ(EOG)
  • シュルンベルジェ(SLB)
  • マラソンペトロリアム(MPC)
  • パイオニアナチュラルリソーシズ(PXD)
  • オクシデンタルペトロリウム(OXY)
  • バレロエナジー(VLO)
  • フィリップス66(PSX)
  • デボンエナジー(DVN)
  • ウィリアムズカンパニーズ(WMB)

生活必需品セクター

生活必需品セクターは、消費者にとって必要不可欠な製品を取り扱う企業が属しております。

例えば、パン、米のような主食級の食べ物、生理用品や飲料、アルコールやタバコなどもこのセクターになります。

生活に欠かせない商品を扱っており、景気に左右されにくいため、ディフェンシブセクターの位置づけとなります。そのため、景気後退局面では株価が上昇しやすい特徴があります。

具体銘柄

  • P&G(PG)
  • コカコーラ(KO)
  • ペプシコ(PEP)
  • コストコホールセール(COST)
  • ウォルマート(WMT)
  • フィリップモリスインターナショナル(PM)
  • アルトリアグループ(MO)
  • モンデリーズインターナショナル(MDLZ)
  • コルゲートパルモリーブ(CL)
  • エスティーローダー(EL)
  • アーチャーダニエルズミッドランド(ADM)
  • キンバリークラーク(KMB)
  • シスコ(SYY)

素材セクター

素材セクターは、化学材料や金属材料など、さまざまな業種の製品生産に欠かせない材料を製造する企業が属しています。

景気にとても敏感で、好況時には強みを発揮します。

また、エネルギーセクターほどではありませんが、インフレ局面に強く、株価が上昇しやすい傾向になります。

具体銘柄

  • リンデグループ(LIN)
  • シャーウィンウィリアムズ(SHW)
  • フリーポートマクモラン(FCX)
  • エアープロダクツ&ケミカルズ(APD)
  • ニューモントマイニング(NEM)
  • ダウインク(DOW)
  • コルテバ(CTVA)
  • エコラブ(ECL)
  • ニューコア(NUE)
  • デュポン(DD)
  • インターナショナルF&F(IFF)

公益セクター

公益セクターは、電力やガス、水道などのインフラを供給する企業が属しています。

こちらも生活必需品やヘルスケア同様に生活に欠かせないものなので、景気に左右されにくく、安定した収益性が特徴です。ディフェンシブセクターの位置づけとなります。そのため、景気後退局面では株価が上昇しやすい特徴があります。

具体銘柄

  • ネクステラエナジー(NEE)
  • デュークエナジー(DUK)
  • サザン(SO)
  • ドミニオンエナジー(D)
  • アメリカンエレクトリックパワー(AEP)
  • センプラエナジー(SRE)
  • エクセロン(EXC)
  • エクセルエナジー(XEL)
  • PSEG(PEG)
  • コンソリデイティッドエジソン(ED)
  • WECエナジー(WEC)
  • エバーソースエナジー(ES)
  • アメリカンウォーターワークス(AWK)

資本財セクター

資本財セクターは、航空や鉄道、建設、それらに使用される機械や設備の製造・販売、商業サービスの提供を行う企業が属しています。

このセクターは景気敏感株であり、好況になれば設備投資が増えて、利益が増加しますし、不況になれば設備投資を控えるので、利益が減少します。

具体銘柄

  • レイセオンテクノロジーズ(RTX)
  • ユニオンパシフィック(UNP)
  • ユナイテッドパーセルサービス(UPS)
  • ハネウェルインターナショナル(HON)
  • キャタピラー(CAT)
  • ロッキードマーチン(LMT)
  • ディアー(DE)
  • ゼネラルエレクトリック(GE)
  • 3M(MMM)
  • ボーイング(BA)
  • CSX(CSX)
  • ノースロップグラマン(NOC)
  • ウェイストマネジメント(WM)

不動産セクター

不動産セクターは、さまざまな土地や物件の売買・貸借を扱う企業が属しています。

消費者にとって不動産は高額な買い物であるため、景気が悪かったり、住宅ローン金利が高かったりすると、購入に消極的になりますので、収益性が悪くなります。

景気が良かったり、良いインフレ局面では、好業績となりやすいです。

具体銘柄

  • アメリカンタワー(AMT)
  • プロロジス(PLD)
  • クラウンキャッスルインターナショナル(CCI)
  • エクイニクス(EQIX)
  • パブリックストレージ(PSA)
  • ウェルタワー(WELL)
  • デジタルリアルティトラスト(DLR)
  • リアルティインカム(O)
  • SBAコミュニケーションズ(SBAC)
  • サイモンプロパティグループ(SPG)
  • ウェアーハウザー(WY)
  • アバロンベイコミュニティーズ(AVB)

まとめ

各セクターの概要及び特徴と具体銘柄の紹介をしました。

日本でもよく聞く銘柄もあれば、知らない銘柄もあったのではないでしょうか。

各セクターの銘柄を知っておくと、セクターローテーションや関連ニュース時に、瞬時に投資先を絞ることができますので、知っておいて損はないかと思います。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次